言葉にするのって難しいですね [歯科技工士]
前回の記事にたくさんのコメントをいただき有り難うございました。
皆さんの、業界を良くしたいという気持ちが伝わってきました。
人を雇う側、雇われる側、それぞれが悩みを抱えていますが、何をどう改善すればよいのか見えてきたのではないでしょうか?
多くの技工所経営者は自分の事で精一杯で、従業員の生活は後回しになっている。
これは経営者が悪いと言っているのではなく、専門学校を卒業して間もない技工士はハッキリ言って使い物にならない、給料を貰えるだけの技術が全然身についていないという事が大きな要因になっているのではないでしょうか。
経営者からすれば、せっかく給料を払っているのに仕事は何も出来ない、おまけにミスの連続、商品である模型を割られたりして、新卒の技工士を雇うというのは相当なリスクを背負う事にもなります。
新卒の子からすれば、慣れない環境で、学校ではやったことの無い作業の連続、模型の持ち方も分からないうえにどう削れば良いのかさえ分からない状態、ミスが出来ないから慎重になりすぎて時間がかかってしまう。
どちらも大きな悩みを抱えているんです。
そんな中でみんな必死になって考えて考えて少しでも良くしようと頑張っているんです。
経営者の意識を変えたところでこの業界全体が潤うとは思えません。
もう限界だという人も少なくないでしょう。
技工料金の見直し、歯科技工士養成学校の修業年数を引き上げがされない限り、この業界は低迷し続けると思います。
それじゃぁ何故私が経営者を叩こうとするのか、今までいただいたコメントを見ていると私の本心が伝わっていないようで…。
経営者には2種類のタイプが存在すると私は思っています。
孤立型と共存型
私が許せないのは孤立型経営者です。
孤立型経営者に見られる特徴、それは責任の放棄です。
従業員をボロボロになるまで働かせ、壊れたら新卒を雇えばいいと思っている人、許せません。
「売り上げが少ないから残業は当たり前」
「どこの技工所も深夜まで残業してる」
まるで「俺は悪くない」と言ってるように聞こえます。
人を雇うという事は、従業員の人生を背負うということです。
毎日深夜まで働いている従業員がいるにもかかわらず、経営者は夕方には仕事を終わらせパチンコに行ったりキャバクラに行ったり…。
従業員が汗水流して働いて稼いだお金を遊びに使っている人までいます。
自分さえ良かったら良いんでしょうね。
従業員が過労死、自殺した時、経営者はどう対処するのでしょうか。
こんな会社もあります。
模型作り、研磨を担当している新入社員に「今お前がやってる仕事は一銭の価値も無いことや」と平気で言う経営者。
私からしてみれば、そんな事言うんだったら稼げるように育ててあげたら良いのにと思うのですが、そんな事を言う人に限って何も教えないんですよ。
作業を分業化してしまって模型を削る人、のこぎりで切る人、人口歯を配列する人、研磨する人、それぞれの仕事が完全に分かれてしまっているんです。
中には模型作りだけで5年働いているという社員までいました。
これじゃぁ技術は身につきません。
独立開業なんて夢のまた夢。
一生そこのラボから出られなくなってしまいます。
仕事が終わってから練習しても、時間は限られています。
気がついた時には手遅れでしょう。
たぶんこれは経営者の策略なんでしょうね。
独立されたら自分のライバルが増えるだけですから。
そんな会社、早く辞めてしまえば良いのに。
今の私だったらそう思います。
みんな手遅れになった頃にやっと気付くんです。
C・haさんが前回のコメントで残してくれた言葉、
>もう完全にマインドコントロールされてしまっているんですよ。
こうなるともう誰が何て言っても無理。
本人が変わらないと・・・・・。
以前の私がそうでした。
倒れるまで仕事の事しか頭に無く、健康や生活の事なんて後回しになっていました。
技術を身につければ何とかなる!
そう自分に言い聞かせ働き続けた結果がこれです。
中堅、ベテラン技工士の多くは技工士ってそんなもんやろって思い込んでるでしょう。
だからこそ若い人の意見が欲しい。
業界に染まっていない人間の声が聞きたいんです。
先日、とある技工所の経営者の方と食事をしました。
よくそこで仕事をさせてもらっているので、従業員の事も知っていてとても内容の濃い話ができました。
その方は共存型の思想を持っていて、この業界のあるべき姿を私に見せてくれました。
売り上げが少ないからと言って、責任を従業員に押し付けません。
売り上げが少なかったら自費率を上げたり、色々考えて従業員の負担をなるべく減らすように努力されています。
仕事が出来ない従業員には社長自らが相談に乗り、技術指導を行ないます。
人を育てるのが技工士の仕事、経営者次第で技工士という仕事は天国にも地獄にもなるということを、その方はよく理解されています。
最初は出来ないのが当たり前、出来るようにするのが私の仕事と、新卒者の現状を正面から受け止めています。
若い社員には「彼女の為に早く仕事を終わらせなさい」と、仕事以外の時間も大切にするように教育しています。
技工に対する姿勢も完璧です。
保険だからと言って一切手を抜く事はありません。
技工料金の値下げはハッキリと断ります。
プライドを持って仕事をしているからです。
そんな方でも苦しんでいます。
保険だけの売り上げでは食べていけないのです。
いくら高いからと言っても保険の技工料金には限界があります。
手間をかければかけるほど赤字が大きくなります。
手を抜いて作業時間を少なくすればもっと数をこなせるし、売り上げも増えるんですけど絶対にしません。
それでも従業員の生活を守ろうと必死になって考えるのが経営者の本当の姿なのではないでしょうか?
そこの会社の従業員はみんな夢を持っています。
みんな社長に恩を返すために必死になって仕事を覚えようとしています。
従業員に怨まれるようなことをしていたら経営者も人間不信になりますよ。
でも従業員を信じればみんなその期待に応えようと必死に頑張ってくれるんです。
人を粗末に扱う会社は滅びるべきです。
経営者も考えるべきです。
どうすれば従業員の生活を守れるのか、それすら考えられない経営者…許せません、叩きます。
今の技工料金だとハッキリ言って普通の生活は無理です。
自費の仕事を増やしたりすればそれなりに生活は潤うでしょうが、そうなった時に保険のインレーやコアは一体誰がするんでしょうか?
末端の技工士がすればいいんでしょうか?薄利多売でやってる技工士が…。
技工料金の地域差はありますが、私のところは金属代は別でFCKが1本1,700円です。
高価な機材なんて買えません。
私が働いている院内は遠心しかないので鋳造だけは別のところでやっています。
キャスコム…感動します。
全自動でやってくれるしエラーが全く出ません。
スコープを見ながらの研磨が楽しくて仕方ないです。
技工の質が一気に変わりました。
本来全ての技工所に無ければいけないのでしょうが、機材を揃える余裕も無い所が多いんじゃないでしょうか?
王譯平さんのブログ、拝見させていただきました。
ヤバイです日本の技工所は…。
日本の技工所の殆どが小規模であるという事も大きな原因だと思います。
独立を迫られるような環境だから仕方ないのかもしれませんが、多くの技工士が孤立してしまっています。
個人ラボだと技工物の数もたかがしれています。
設備投資にまわすお金が技工料金で消化できれば良いのですが、保険をメインで扱う所にとっては苦しいでしょう。
ましてや歯科医師の多くは安い技工物を好みます。
良い環境で作られた技工物にはそれなりの付加価値が加わりますが、その良さが理解できる歯科医師を見つけなければいけません。
安くて良い技工物なんてまずありえないというのが私の考えです。
技工料金って技術料ですから、安いものはそれなりに手を抜いて作られているという事です。
コットンさんからいただいたコメント、すごく重要な事が書かれています。
>第三者の立場から見れば、
歯科医は全国同じ保険点数貰うのに、
なぜ技工を委託される歯科技工士は個別で技工料金が違うんだろう?って単純に疑問があります…。
これはハッキリ言って国家による詐欺と同じですよね。
本来平等であるはずの保険治療が金儲けの手段として利用されているんですよ。
一番の被害者は患者さんです。
技術料を限界まで下げられた技工物を口腔内にセットされるのですから…。
ういたお金は全て歯科医師のふところに入っています。(真面目に頑張っておられる先生方ごめんなさい、経営が苦しいのは理解しています)
なぜこんなことが法律で許されているのか。
歯科医師会と政治家の深い繋がりがあるからではないでしょうか。
歯科医師会から献金を受け取った政治家たちが作った法律だからではないでしょうか。
王譯平さんのブログに書かれている事、「負の遺産」です。
前政権がいかに悪い事をしていたか…、政治と金の問題を世間に知ってもらわなければいけませんね。
私がこれから先、何をしたいのか…やはり皆さんに伝えないといけないようですね。
このブログを始めたきっかけは、私の経験してきた事をブログにすることで同じ思いをしてきた人たちが集まると思ったからです。
技工士の多くは最悪な労働環境で働いています。
そんな人たちに今まで経験してきた事、業界の改善して欲しいところなどを私に伝えて欲しかった。
従業員だけじゃない、経営者も従業員に給料が払えずサービス残業で赤字を埋めている現実を語って欲しかった。
技工士を第三者の立場から見ている者、家族や友人、恋人からの意見
この業界の生々しい現実を多くの人に語ってもらえれば、歯科技工士が将来日本からいなくなるという未来が見えてくるのでは…と私は思っています。
しかし忙しい技工士は時間がないので、だびでさんが仰るように「技工士の家族」キーになるでしょうね。
メールボックスを開設したかったのもその理由です。
1000件くらいの情報が欲しいです。
情報を集めるために全国の国家試験会場で宣伝のビラ配りするなんて方法もありです。
技工士を集めるには手っ取り早い方法です。
現在ではインターネットで情報が欲しいときにいつでも手に入るようになりました。
厚生労働省のホームページから歯科技工士の情報を調べる事だってできます。
各都道府県の技工士数も調べる事ができます。
ご存知の方もおられるでしょうが、技工士の世界でも高齢化の波が押し寄せてます。
これから10年後、20年後、とんでもない事になってしまいます。
今、日本の歯科医療を支えているのは団塊の世代、ベテランの技工士なんです。
そのベテランの技工士が引退するときに、業界を支える若者があまりにも少なすぎるんです。
歯止めのきかない若者の離職、次々と閉校する養成所。
今まで若者、多くの技工士の人生を粗末に扱ってきた業界が招いた結果です。
過去から現在までの歯科技工士数の変化、年齢をグラフにしたもの。
それと比較できるように歯科医師、歯科衛生士、その他医療従事者の統計をグラフにしたもの。
国会で取り上げられた答弁のやりとり。
歯科医師会の理事たちはどう考えているのかなど、分かりやすくまとめた物をブログを通じて集めた資料と一緒に全国のテレビ局、ラジオ局、新聞社に一斉に送るつもりでした。
そして全国の都道府県知事にも。
私の住んでいる大阪。
キョーレツな知事がいてますよね。
橋本知事は行政の腐ったやり方、負の遺産を大声で否定してくれると思います。
その他にも宮崎の東国原知事、東京都の石原都知事のようにキョーレツな発言をする人が大勢います。
特に石原都知事は職人の技術を大切にされる方なので、技工士の現状を知ってもらえれば必ず取り上げてくれると思います。
政治家にも働きかける必要があるでしょう。
ここで利用するのが技工士問題は前政権が残していった不の遺産であるということ。
旧政権のやり方に反感を抱く政治家ならこの問題にも興味を示してくれますよ。
選挙前ならなおさら、相手を攻撃できる材料があれば政治家だって飛びつくはずです。
1回でダメだったら10回20回と資料を送り続ければいいんです。
何回もしつこくしていたら私みたいなぺーぺーのおっさんでも知事や政治家と直接話が出来るかもしれません。
ぱっと今思いついたことしか書いていませんが、まだまだ方法はあります。
しかしこのことは正直伝えたくなかったです。
リスクを回避した方法のつもりでも、反発する人たちが妨害してくると思うからです。
私はブログに多くの人の思いが集まったら一人で行動を起こそうと思っていました。
騒ぎが大きくなれば必ず誰かの恨みを買います。
権力者の周りには危険な組織がいっぱいあります。
歯科医師だってそうです。
関わりたくない組織がバックについてることって結構あるんですよ。
だから騒ぎが小さいうちに一気に行動に移したかったんです。
今まで胸の内を隠していたことお許しください。
そしてご理解いただけると幸いです。
一人の声がこの業界を良くするという私の想いが伝わったでしょうか?
アホでも色々考えているつもりです。
負け犬の遠吠えと言われてもやってみる価値はあると思っています。
みなさん、今は辛いでしょうが考えるのを止めたらそれは後退を意味します。
雇われ技工士も、経営者も、そしてその家族もみんな笑って暮らせる時代にしましょう。
皆さんの、業界を良くしたいという気持ちが伝わってきました。
人を雇う側、雇われる側、それぞれが悩みを抱えていますが、何をどう改善すればよいのか見えてきたのではないでしょうか?
多くの技工所経営者は自分の事で精一杯で、従業員の生活は後回しになっている。
これは経営者が悪いと言っているのではなく、専門学校を卒業して間もない技工士はハッキリ言って使い物にならない、給料を貰えるだけの技術が全然身についていないという事が大きな要因になっているのではないでしょうか。
経営者からすれば、せっかく給料を払っているのに仕事は何も出来ない、おまけにミスの連続、商品である模型を割られたりして、新卒の技工士を雇うというのは相当なリスクを背負う事にもなります。
新卒の子からすれば、慣れない環境で、学校ではやったことの無い作業の連続、模型の持ち方も分からないうえにどう削れば良いのかさえ分からない状態、ミスが出来ないから慎重になりすぎて時間がかかってしまう。
どちらも大きな悩みを抱えているんです。
そんな中でみんな必死になって考えて考えて少しでも良くしようと頑張っているんです。
経営者の意識を変えたところでこの業界全体が潤うとは思えません。
もう限界だという人も少なくないでしょう。
技工料金の見直し、歯科技工士養成学校の修業年数を引き上げがされない限り、この業界は低迷し続けると思います。
それじゃぁ何故私が経営者を叩こうとするのか、今までいただいたコメントを見ていると私の本心が伝わっていないようで…。
経営者には2種類のタイプが存在すると私は思っています。
孤立型と共存型
私が許せないのは孤立型経営者です。
孤立型経営者に見られる特徴、それは責任の放棄です。
従業員をボロボロになるまで働かせ、壊れたら新卒を雇えばいいと思っている人、許せません。
「売り上げが少ないから残業は当たり前」
「どこの技工所も深夜まで残業してる」
まるで「俺は悪くない」と言ってるように聞こえます。
人を雇うという事は、従業員の人生を背負うということです。
毎日深夜まで働いている従業員がいるにもかかわらず、経営者は夕方には仕事を終わらせパチンコに行ったりキャバクラに行ったり…。
従業員が汗水流して働いて稼いだお金を遊びに使っている人までいます。
自分さえ良かったら良いんでしょうね。
従業員が過労死、自殺した時、経営者はどう対処するのでしょうか。
こんな会社もあります。
模型作り、研磨を担当している新入社員に「今お前がやってる仕事は一銭の価値も無いことや」と平気で言う経営者。
私からしてみれば、そんな事言うんだったら稼げるように育ててあげたら良いのにと思うのですが、そんな事を言う人に限って何も教えないんですよ。
作業を分業化してしまって模型を削る人、のこぎりで切る人、人口歯を配列する人、研磨する人、それぞれの仕事が完全に分かれてしまっているんです。
中には模型作りだけで5年働いているという社員までいました。
これじゃぁ技術は身につきません。
独立開業なんて夢のまた夢。
一生そこのラボから出られなくなってしまいます。
仕事が終わってから練習しても、時間は限られています。
気がついた時には手遅れでしょう。
たぶんこれは経営者の策略なんでしょうね。
独立されたら自分のライバルが増えるだけですから。
そんな会社、早く辞めてしまえば良いのに。
今の私だったらそう思います。
みんな手遅れになった頃にやっと気付くんです。
C・haさんが前回のコメントで残してくれた言葉、
>もう完全にマインドコントロールされてしまっているんですよ。
こうなるともう誰が何て言っても無理。
本人が変わらないと・・・・・。
以前の私がそうでした。
倒れるまで仕事の事しか頭に無く、健康や生活の事なんて後回しになっていました。
技術を身につければ何とかなる!
そう自分に言い聞かせ働き続けた結果がこれです。
中堅、ベテラン技工士の多くは技工士ってそんなもんやろって思い込んでるでしょう。
だからこそ若い人の意見が欲しい。
業界に染まっていない人間の声が聞きたいんです。
先日、とある技工所の経営者の方と食事をしました。
よくそこで仕事をさせてもらっているので、従業員の事も知っていてとても内容の濃い話ができました。
その方は共存型の思想を持っていて、この業界のあるべき姿を私に見せてくれました。
売り上げが少ないからと言って、責任を従業員に押し付けません。
売り上げが少なかったら自費率を上げたり、色々考えて従業員の負担をなるべく減らすように努力されています。
仕事が出来ない従業員には社長自らが相談に乗り、技術指導を行ないます。
人を育てるのが技工士の仕事、経営者次第で技工士という仕事は天国にも地獄にもなるということを、その方はよく理解されています。
最初は出来ないのが当たり前、出来るようにするのが私の仕事と、新卒者の現状を正面から受け止めています。
若い社員には「彼女の為に早く仕事を終わらせなさい」と、仕事以外の時間も大切にするように教育しています。
技工に対する姿勢も完璧です。
保険だからと言って一切手を抜く事はありません。
技工料金の値下げはハッキリと断ります。
プライドを持って仕事をしているからです。
そんな方でも苦しんでいます。
保険だけの売り上げでは食べていけないのです。
いくら高いからと言っても保険の技工料金には限界があります。
手間をかければかけるほど赤字が大きくなります。
手を抜いて作業時間を少なくすればもっと数をこなせるし、売り上げも増えるんですけど絶対にしません。
それでも従業員の生活を守ろうと必死になって考えるのが経営者の本当の姿なのではないでしょうか?
そこの会社の従業員はみんな夢を持っています。
みんな社長に恩を返すために必死になって仕事を覚えようとしています。
従業員に怨まれるようなことをしていたら経営者も人間不信になりますよ。
でも従業員を信じればみんなその期待に応えようと必死に頑張ってくれるんです。
人を粗末に扱う会社は滅びるべきです。
経営者も考えるべきです。
どうすれば従業員の生活を守れるのか、それすら考えられない経営者…許せません、叩きます。
今の技工料金だとハッキリ言って普通の生活は無理です。
自費の仕事を増やしたりすればそれなりに生活は潤うでしょうが、そうなった時に保険のインレーやコアは一体誰がするんでしょうか?
末端の技工士がすればいいんでしょうか?薄利多売でやってる技工士が…。
技工料金の地域差はありますが、私のところは金属代は別でFCKが1本1,700円です。
高価な機材なんて買えません。
私が働いている院内は遠心しかないので鋳造だけは別のところでやっています。
キャスコム…感動します。
全自動でやってくれるしエラーが全く出ません。
スコープを見ながらの研磨が楽しくて仕方ないです。
技工の質が一気に変わりました。
本来全ての技工所に無ければいけないのでしょうが、機材を揃える余裕も無い所が多いんじゃないでしょうか?
王譯平さんのブログ、拝見させていただきました。
ヤバイです日本の技工所は…。
日本の技工所の殆どが小規模であるという事も大きな原因だと思います。
独立を迫られるような環境だから仕方ないのかもしれませんが、多くの技工士が孤立してしまっています。
個人ラボだと技工物の数もたかがしれています。
設備投資にまわすお金が技工料金で消化できれば良いのですが、保険をメインで扱う所にとっては苦しいでしょう。
ましてや歯科医師の多くは安い技工物を好みます。
良い環境で作られた技工物にはそれなりの付加価値が加わりますが、その良さが理解できる歯科医師を見つけなければいけません。
安くて良い技工物なんてまずありえないというのが私の考えです。
技工料金って技術料ですから、安いものはそれなりに手を抜いて作られているという事です。
コットンさんからいただいたコメント、すごく重要な事が書かれています。
>第三者の立場から見れば、
歯科医は全国同じ保険点数貰うのに、
なぜ技工を委託される歯科技工士は個別で技工料金が違うんだろう?って単純に疑問があります…。
これはハッキリ言って国家による詐欺と同じですよね。
本来平等であるはずの保険治療が金儲けの手段として利用されているんですよ。
一番の被害者は患者さんです。
技術料を限界まで下げられた技工物を口腔内にセットされるのですから…。
ういたお金は全て歯科医師のふところに入っています。(真面目に頑張っておられる先生方ごめんなさい、経営が苦しいのは理解しています)
なぜこんなことが法律で許されているのか。
歯科医師会と政治家の深い繋がりがあるからではないでしょうか。
歯科医師会から献金を受け取った政治家たちが作った法律だからではないでしょうか。
王譯平さんのブログに書かれている事、「負の遺産」です。
前政権がいかに悪い事をしていたか…、政治と金の問題を世間に知ってもらわなければいけませんね。
私がこれから先、何をしたいのか…やはり皆さんに伝えないといけないようですね。
このブログを始めたきっかけは、私の経験してきた事をブログにすることで同じ思いをしてきた人たちが集まると思ったからです。
技工士の多くは最悪な労働環境で働いています。
そんな人たちに今まで経験してきた事、業界の改善して欲しいところなどを私に伝えて欲しかった。
従業員だけじゃない、経営者も従業員に給料が払えずサービス残業で赤字を埋めている現実を語って欲しかった。
技工士を第三者の立場から見ている者、家族や友人、恋人からの意見
この業界の生々しい現実を多くの人に語ってもらえれば、歯科技工士が将来日本からいなくなるという未来が見えてくるのでは…と私は思っています。
しかし忙しい技工士は時間がないので、だびでさんが仰るように「技工士の家族」キーになるでしょうね。
メールボックスを開設したかったのもその理由です。
1000件くらいの情報が欲しいです。
情報を集めるために全国の国家試験会場で宣伝のビラ配りするなんて方法もありです。
技工士を集めるには手っ取り早い方法です。
現在ではインターネットで情報が欲しいときにいつでも手に入るようになりました。
厚生労働省のホームページから歯科技工士の情報を調べる事だってできます。
各都道府県の技工士数も調べる事ができます。
ご存知の方もおられるでしょうが、技工士の世界でも高齢化の波が押し寄せてます。
これから10年後、20年後、とんでもない事になってしまいます。
今、日本の歯科医療を支えているのは団塊の世代、ベテランの技工士なんです。
そのベテランの技工士が引退するときに、業界を支える若者があまりにも少なすぎるんです。
歯止めのきかない若者の離職、次々と閉校する養成所。
今まで若者、多くの技工士の人生を粗末に扱ってきた業界が招いた結果です。
過去から現在までの歯科技工士数の変化、年齢をグラフにしたもの。
それと比較できるように歯科医師、歯科衛生士、その他医療従事者の統計をグラフにしたもの。
国会で取り上げられた答弁のやりとり。
歯科医師会の理事たちはどう考えているのかなど、分かりやすくまとめた物をブログを通じて集めた資料と一緒に全国のテレビ局、ラジオ局、新聞社に一斉に送るつもりでした。
そして全国の都道府県知事にも。
私の住んでいる大阪。
キョーレツな知事がいてますよね。
橋本知事は行政の腐ったやり方、負の遺産を大声で否定してくれると思います。
その他にも宮崎の東国原知事、東京都の石原都知事のようにキョーレツな発言をする人が大勢います。
特に石原都知事は職人の技術を大切にされる方なので、技工士の現状を知ってもらえれば必ず取り上げてくれると思います。
政治家にも働きかける必要があるでしょう。
ここで利用するのが技工士問題は前政権が残していった不の遺産であるということ。
旧政権のやり方に反感を抱く政治家ならこの問題にも興味を示してくれますよ。
選挙前ならなおさら、相手を攻撃できる材料があれば政治家だって飛びつくはずです。
1回でダメだったら10回20回と資料を送り続ければいいんです。
何回もしつこくしていたら私みたいなぺーぺーのおっさんでも知事や政治家と直接話が出来るかもしれません。
ぱっと今思いついたことしか書いていませんが、まだまだ方法はあります。
しかしこのことは正直伝えたくなかったです。
リスクを回避した方法のつもりでも、反発する人たちが妨害してくると思うからです。
私はブログに多くの人の思いが集まったら一人で行動を起こそうと思っていました。
騒ぎが大きくなれば必ず誰かの恨みを買います。
権力者の周りには危険な組織がいっぱいあります。
歯科医師だってそうです。
関わりたくない組織がバックについてることって結構あるんですよ。
だから騒ぎが小さいうちに一気に行動に移したかったんです。
今まで胸の内を隠していたことお許しください。
そしてご理解いただけると幸いです。
一人の声がこの業界を良くするという私の想いが伝わったでしょうか?
アホでも色々考えているつもりです。
負け犬の遠吠えと言われてもやってみる価値はあると思っています。
みなさん、今は辛いでしょうが考えるのを止めたらそれは後退を意味します。
雇われ技工士も、経営者も、そしてその家族もみんな笑って暮らせる時代にしましょう。
味のある内容で満足して読みました。
しかし、現状には満足できません。
私は歯科技工士になって咬合理論をもとに人々の健康に
貢献していく技工を思い描いていましたが、すぐにそれが
不可能ということを体験しました。
技工物をどれだけ沢山作り、納品できるかが技工士の力量だと
痛感させられました。
残念ながら私にはそのような質はありませんでした。
毎日毎日大量の技工物を黙々と作る。実際はこなすという
感じです。それは全く面白くもなく、ストレスがものすごくた
まりますし、失敗すると大変でした。
自分がしたかった技工業界は全然違うものであることがわかり、嫌気がさしました。結局、技工業界からはおさらばしました。
技工業界を退くと、他の業界ではあまり嫌気はこないと思います。どうしてあんなに労働時間が長いのか?
そこまでしないとお金にならない仕事なんて常識の範囲をこえている。最後は糞に思えてきます。
表面的には技工士はすばらしい職業人です。誇りです。
しかし、現状をみていくと、この先も変わるはずがないとわかります。
変えなければということは多くの人がわかっているはずです。
でも、変えようとしても変えられない現実があるのだと思います。
ということは、全く違った発想をもとに新たに改革を試みることもいると私は思いました。腐った業界といわれますが、まさにそういう感じはしますね。
by 過去の技工士 (2010-08-29 17:46)
こんにちは、始めまして。私は技工士になり2年目を過ぎました。
正直、がんばってきましたが気持ちがついてこずに辛い毎日です。
私は職場いじめにあっています。
古株の女性パートさん(無資格です)に入社当初から何かと因縁をつけられ、
今追い出されようとしています。
社長も部長も気の強いパートさんグループの言いなりです。
この前は、私の面倒をみている先輩にも矛先が向き、二人揃って孤立しています。
先輩は精神的にかなりキテいますが基本的に言い返さないので上から押さえつけられています。
このような労働環境にあるなか、更には人間関係のしかもパートさんの
気まぐれに巻き込まれて大変迷惑しています
せめて社長等上の人物が公平に物事見てくれれば違うのでしょうが
私のような大人しくキャリアのない者をおさえつけ、みせしめにしています。
入社してから20代の若い人が何人も辞めていき、平均年齢は40以上になると思います。
最近無気力で、その最中また新しい商品に着手するとのことでその担当になりました、以前なら頑張っただろうが全くやる気が出ません。
いじめに関して、何かあったときに泣き寝入りしたくなくて色々調べていたときに
このブログにたどり着きました、見つけたのは昨日の夜中でしたが全部読みました。
文章もユーモアがあり大変読みやすかったです。
読んでる途中で涙がぼろぼろこぼれました。
せめて、人間関係がよければ。疲れているのにその上いじめだなんて本当にひどいと思います。
管理人さんの体調が優れないとのこと。本当に心配でたまりません。
長くなったのでまた改めてコメントさせてください。それでは。
by 葵 (2010-08-30 10:28)
こんなのがある。
歯科技工士問題の改善を目指して
http://www.minnanoshika.net/wiki/index.php?%BB%F5%B2%CA%B5%BB%B9%A9%BB%CE%CC%E4%C2%EA%A4%CE%B2%FE%C1%B1%A4%F2%CC%DC%BB%D8%A4%B7%A4%C6
by NO NAME (2010-09-08 22:59)
上の資料。真実かもしれない。
でも、それじゃつらすぎますよ。
これからの歯科技工業界どうなる?
by NO NAME (2010-09-22 22:46)
歯科技工士全体が、この環境に慣れてしまったというか、脱力感しかないというか、何をしても無理だと思ってるんでしょう。
残念ながらこのままだと日本のこの業界には未来はないでしょう。
手に職とかスポーツの世界は数パーセントの人だけが勝ち組になります。まぁ、なにが勝ちで、なにが負けかは人それぞれですが・・・。
我々歯科技工士で言ったら、人並みの生活を送っている・・・って言うことでしょうか?
それが勝ち組って言うのは、ちょっと情けないですが、それが現実でしょうね。
ブログ主さんが、これだけのことをしようとされているのに、賛同がないということは、もうこの業界はダメですね。
そう言っている私でさえなにをするわけではないので、偉そうなことは言えませんが。
もう自然淘汰されるのを待つのみでしょうか?
by C・ha (2010-09-23 17:01)
管理人さんへ。更新待ってます。
by 葵 (2010-09-24 21:20)
ジャケット冠みたいな前装冠とかメタルボンドみたいな前装冠やハイブリッドを使って保険で請求することは完全に不正請求ですよ、詐欺です。世の中にはいいように物の値段が付けられいます。
安いものは、安い素材で作る時間やコストを掛けられないので粗悪でそれなりのもになります。
高いものは、当たり前ですが素材もいい物を使い手間や時間も掛かりコストも掛かります。
不正をしている保険医の犯していることは、技工士からしてみれば以下と同じことではないでしょうか。
例えばですが、歯科医(客)が牛丼屋(技工士)で350円の元々安い牛丼を、最高の松澤牛に変えて
時間を掛け、もっと美味しくしろと強制的にサービスさして値段はそのまま350円で平気な顔して
食べて帰っても捕まらない。。
もう1つ例えるなら、牛丼一杯分を支払っただけなのに、サラダ、おしんこ、卵を付けさせて
そのあとの料金を払わないで食い逃げしていても逮捕されない。
一般社会ではこのようなことは絶対通用されませんし犯罪者です、それをしたら警察に捕まり即逮捕です。
その歯医者は保険医なのにこれと同じような不正を平然と繰り返して捕まっていない。そんな犯罪者
を野放しにしているのはおかしいと思いませんか?
おまけにそこまでは調べないからバレないと思い平気で保険で適用されない自由診療の物を技工士に作らせて、違法なことを平気で放って置くのは絶対許せないことです。
時に、歯型模型でこれは保険で適応されないだろうと思われる怪しい症例を見かけます。
厚生局は何をやっているのでしょうか、この厚生省の保険制度を馬鹿にしていて厚生局をなめているという
ことですよ、もっともっと厳しく監視して下さい。
これは市だけの問題ではないですよ全国で横行されている犯罪です、他にも常習犯が必ずいます。
そのような自分の利益しか考えない横暴な不正請求をしている歯医者を私は絶対許せません。
そういう歯医者を見つけた場合は必ず一番厳しく一生涯保険医停止処分を希望いたします。
そうしないと歯科業界では技工士が弱い立場です。しかも以前書いたように牛丼のようなことが
歯医者との間で平気で行われていては歯科医療技術の低下に繋がっています。
歯科技工は100%手作りの物なので、必ず安くてよい技工物は出来ません。
今の保険の技工料金で自由診療の技工物を作れと言われたら、本当は無理ですが法律で指示通り作れと決められているので凄く手を抜いて粗悪な物を適当に作るしかありません、
可哀想なのは作らされてる人とそれを知らない患者さんです。見た目だけはいいが、噛み合わせや隙間があり虫歯になりやすく、それから生じる顎関節症に肩こり他いろいろな障害が出てリスクが増えます。
そうならないように保険で出来る技工物の範囲を決めて技術が低下しないように医療の質の低下を防ぐのが保険制度だと思います。それが出来ない保険医は今すぐ取り消すべきです。
現実、今までこの悪徳歯科医の仕事を手間ひま掛けて、いつも一番良い物を作ってきたと自負して
いますが時給にして計算したら360円でした。50歳で家族が3人いて時給360円では生活出来ません。
それは歯科医がこの保険制度を悪用し技術料をピンハネしているからです。これだけ低い時給
では良い物を作る気力も無くなりますし、良い技工物を作れません。このままでは離職者が増えて良い技術者がもっと減り、益々歯科医療の低下に繋がって行きます。
因みに最近では若い技工士が殆どいないのが実情です。
私は、このような不正請求を完全に無くす一番良い方法はこれしかないと思います。
それは、歯科技工士から直接保険請求出来るようにする ということです。そうすれば監視し易く見つかり易いのですぐに不正問題が無くなると思います。
こうした見つかりにくい保険の不正請求は歯科医療全体の重大な問題ですし、技工士の死活問題でも有ります。
全国の厚生局がこれから監視をもっともっと強化しもっと厳しい法律を作り直し不正を無くして不公平の無いより良い歯科保健医療を患者さんに提供できる環境を作っていただきます様心から宜しくお願い申し上げます。
by NO NAME (2011-12-03 22:30)